何度言っても、カッとなると手が出てしまう息子
我が家には小学3年生の男の子がいます。
普段一緒にいる分には、そんなに言葉遣いも荒くなく、行動が粗野ということも無いのですが、一つ私の目から見て、これは・・・と思う大問題がありました。
それは、カッとなると手が出てしまうこと。

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毎日、毎週、毎月という訳では無いのですが、同級生に注意を受けたり、ちょっかいをかけられたりすると、叩いてしまうのです。
その度に、学校から私の方へ電話が掛かってくるのですが、被害を受けたお子さんや親御さんに申し訳ないのと、自分のしつけが悪いのかと悩んでいました。
もちろん、学校から連絡を受けた際に、担任の先生に相手の親御さんに謝罪がしたいので、連絡先を教えてほしいと伝えて、相手の承諾があれば連絡先を教えてもらい、謝罪の電話をしていました。
何故手が出るのか?
もちろん、息子にも何があったのか、どうして叩くのかということは聞き、「ちょっかい掛けられて嫌だった」等々、理由は話すのですが、だからと言って手を出してよい訳では無く

嫌だったらちゃんと「やめて」と言わないと。手を出してしまったら、切っ掛けがどうであれ、最終的に○○が悪くなるんだよ。
カッとなったら、深呼吸してごらん。

クラスの子に注意されるのは、○○がしてはいけないことをしているからでしょう。
と言っていたのです。
ちなみに、私や大人に対してはカッとなって手をあげるということが無かったので、

私とか、先生にはカッとならないの?

うん、ならない。

どうして?学校のお友達とかにはカッとなるのに?

分からない。でも皆が僕の邪魔をするから。
と言うのです。
私は「ん?(被害妄想?)」と思いながら、

それは違うよ。お友達は○○の邪魔をしようしてる訳でもないよ。ルールを守らないから注意されるのだし、ちょっかい掛けられて嫌ならちゃんと「嫌だ、やめて」と口で言わないと、手をあげたら相手も痛いし悲しいし、○○も嫌な気持ちになるでしょ?
と言ったのです。
息子も、

うん、分かった。
とは言ってたものの、数か月後にまたやりました。
数か月後に学童にて
あれから特に学校からの連絡も無く安心してたら、今度は学童でトラブルが。
迎えに行った際に、学童の先生から聞いたのですが、下級生の子とブロックの取り合いになり、息子が下級生の子に手をあげ、それを注意した子にも更に手をあげたということでした。
もちろん、相手の親御さんには学童を通して謝罪したい旨を伝えましたが、
学童から相手の親御さんが「子供同士の良くあることなので、気になさらずにご連絡は必要ないです」と言われていたと聞きました。
その頃は、小学2年生だったのですが、自分の中では、「小2にもなって、たかだかブロックの取り合いで手を出すとは何事だ!」と思ってしまうのと同時に、「このまま、大きくなっても手を出してしまうのが治らなければ、大事になる」と不安になったのです。
なんとかならないかと行った先は児童精神科
どうも息子の話、担任の先生の話で聞いたことと、私が見た学校でのテストの結果を見ると、
・集団行動が苦手(個人懇談のたびに言われていた)。
・大人の言うことには、カッとならないのに、同年代の子に言われるとカッとなりやすい。
・ケアレスミスが多い(記号で答えなさいというのを見落としていたり、後から解かせるとちゃんとできる)
という状況で、私としては口より先に手が出やすいという点をどうしたら直せるかと考えました。
親子でシミュレーション?いや、私相手だと、そもそもカッとならないし、、と悶々と悩んでいました。
実は保育園の時に担任から「発達について気になる」と言われていた。
遡ること、数年前。
4歳の頃に保育園で「ちょっと気になる点が」と担任から言われていました。
・話を聞いていない時がある(要は、集中にムラがある?)
・大きな音がした時に、耳を塞ぐ。
2月に電話したのに初診は8月末
何とかならないか思い悩んだ末に、児童精神科へ予約の電話をしたのですが、
予約がいっぱいで約半年待ち。大学病院の時は、1カ月も待たなかったのに(紹介状があったから?)。
ようやく初診。そして、発達テストは約1年待ち!
最初の電話から半年。
ようやく初診の日が来ました。
行ってみると、広い待合室におもちゃや絵本がたくさん置いてあります。
病院に来ているのは、本当にどこにでもいる普通の子。
なのに、初診が半年待ちになるほど、発達について問題視される子が思いの外たくさんいるんだなぁと思いました。
結論から言うと、その日は医師との面談で終わり、次回に私と心理士との面談、別日にお試しで作業療法、言語療法、それから発達テストは予約いっぱいで来年6月(約1年待ち!)となりました。
医師との会話 目から鱗
最初、診察室に私だけ通されて、医師と話をしました。
医師から「○○はできる?」という内容の質問をいくつかされて、その後
受診の切っ掛けとなった、これまでの行動等を医師に説明しました。
その時に医師に言われたのが、「お母さんの言っていることは正論なんだけど、子供にとっては、じゃあどうしたら良い?がその時分からないんだよね。例えば、歌を上手く歌いなさいと言っても、どうすれば上手く歌えるのか手段が分からない。ただ、「うまく歌え」というだけでなく、どうやったら上手く歌を歌えるか方法を教えないといけない。」
さらに、子供の認識と親の認識がズレていて、子供は「ちゃんとできている」と思っていても、親から見れば、「できていない」と思うことがあるそうで。
もちろん、その逆も。
例えば、「ご飯をきれいに食べなさい」と子供にどう説明する?と医師に聞かれて、内心「え?ご飯をきれいに食べるためにはお箸とかを上手く使って食べなさいとしか言いようが無いんじゃない?」と悩んでいたら、
「言われた子によって、ご飯を「きれいに食べる」という認識が、「完食はしないけど、食べられる分だけ食べた」という子と、「全部食べたけど、ところどころご飯粒が残っている」という子、「残さず全部きれいに食べる」という子と幅があって、大人からみたら、前の2つは「きれいに食べていない」ということになるんだよね」と。
まさに目から鱗。
息子に対して、「(手をあげるんじゃなくて)嫌だったら、やめてと言いなさい」と言っており、それができていない。
でも、私は「やめて」と言うくらいは出来るだろうと勝手に認識していたけど、息子はそれが出来ない。
息子にとっては、「嫌だけど、やめてって言えない(あるいは、やめて以外にどう言えば良いか分からない)からどうしたらいい?」と咄嗟に思っての行動だったのかも。
だから、「病院では、親や子供が困っていること、苦手なことをどうやって(困らない程度に)できるようにするか、その手伝いをするんです」という話でした。
その後、息子だけ診察室に呼ばれて、医師と何か話をしたようです。
(後で、息子に「どんなことお話したの?」と聞いたのですが、「忘れちゃった」(あまり言いたくないのかも)と言いました。
児童精神科へ通院することについて思うこと。
心の病を患う人が多くなった昨今、偏見が少なくなってきたとは言え、「精神科」というと、良くないイメージを抱くこともあると思います。
中には、「子供をそんなところに連れて行くなんて、かわいそう!」と思う方もいるかも知れません。
息子は「発達障害」か否かという診断は、発達テストを受けていないため、まだ出ていません。
多動性があるということも無く、知能的に遅れがある、身の回りのことが自分で出来ないということもありません。
でも、私と子供は「カッとなると手が出やすい」という点で困っているのです。
世間から見れば、「子供には良くあること」とか、「男の子だから仕方がない」とかで済まされ、「児童精神科受診なんて大げさな」と思われるかもしれません。
ちなみに、夫に言っても、「自分の子供の頃もそうだった」で済まされました。
でも、手をあげられた子、その親御さんに申し訳無いのと、「良くあることだから」と放っておいて、学年が上がれば授業中に彫刻刀を使うこともあるので、息子がそんなことはしないと信じたいのですが、万が一ということも考えると、手をあげずに言葉で自分の気持ちを言えるようになって欲しいと思うからです。
息子に被害者になって欲しくないのと同じ位に、いや、それ以上に加害者になって欲しくないのです。
発達障害と決まった訳ではありませんが、放っておいて、二次障害(うつやコミュニケーション能力が低いせいで、社会的自立が難しくなる等々)になるのも嫌なのです。
何か育児で困っていること、一人で悩んでも答えを掴むのは難しいです。
育児に「コレだ!」という明確な答えは無いと思います。
私は息子しか育てていないので、他の子がどうなのか、細かなところまでは分かりません。
だからこそ、色々な子供を見ている専門家に相談するのが一番じゃないかと今回の受診に至りました。
だから、自分の子供の行動で困っている人は、外部に相談してみてください。
かかりつけの小児科の先生、保育園・幼稚園の担任の先生、学校の担任の先生(うちの場合は、事前に児童精神科受診予定を伝えていたところ、個人懇談で、ここの病院も良いみたいですよと他の病院を教えてくださいました)
、あるいは地域の発達相談など。
一人で悩むより、みんなで考えた方が色んな見方が出来ると思うのです。
通院について、子供に何と言ったか
息子を児童精神科へ連れていくことについて、事前に息子には「今度行く病院は、○○の苦手だなぁということをどうやったら解決できるかな?と相談に行くところだからね」と伝えていました。
なので、特段病院に行くことを嫌がりもせず、むしろ、おもちゃがたくさん置いてあるという状況に、楽しみさえ感じているようです。
長くなりましたので、また別の記事に分けて書きます。


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